当院におけるリハビリテーションの特徴
- 手術前からリハビリテーションを行い、より良い手術後の生活を送れるように準備していきます。
- 早期に離床し、合併症の予防、運動機能の回復をはかります。
- 股関節や膝関節疾患の治療経験豊富な理学療法士によるリハビリテーションを行います(運動療法を中心に実施しますので、電気刺激装置や超音波装置や牽引装置などの物理療法の機械はあえて置いていません)。
- 公益社団法人日本理学療法士協会 生涯学習制度 臨床指導施設。
変形性股関節症、変形性膝関節症のリハビリテーション概要
- 変形性股関節症、変形性膝関節症に対するリハビリテーションでは、運動療法、患者教育の効果が認められており、当院でも推奨しております。
- 運動療法は筋肉・関節のストレッチ、股関節・膝関節周囲の筋力トレーニング、パンフレットを用いた自主トレーニング指導等があります。
- また、歩行の様子を定期的に録画し、症状の確認や効果判定に使用しています。
- 患者さんのお体の状態を検査し、痛みや筋力の状態に合わせた自主トレーニングを実施してもらい、次回通院時にチェック・修正するといった流れでリハビリテーションを実施しています。
手術後リハビリテーションプロトコル(THA.TKA)
- 人工股関節置換術後も人工膝関節置換術後もリハビリテーションのプランは大きく変わりません。
- 一般的なプランは、手術後翌日、または2日後くらいから歩行練習が始まりますが、当院では当日の術後3時間後から始めます(午後の手術の方は翌日から始めます)。
- 体調さえ問題なければ、ほとんどの患者さんが立位や歩行が可能です。両側同時人工股関節置換術後の患者さんでも術後当日から歩行可能です。
- 早期に離床(ベッドから離れる)することによって、血栓症の予防にもなります。
手術後の退院の目安は
- 杖歩行が可能なこと
- 階段昇降が可能なこと
- 日常生活に必要な動作が安全に可能なことになります。
当院の人工股関節置換術手術を受けられる患者さん
※ リハビリテーションによる疼痛改善、筋力・可動域改善、歩行能力改善の程度には個人差があります
※ 可能なスポーツはそれぞれの患者さんの状態によって異なります。医師・理学療法士のアドバイスに従ってください。
■上の図をPDFでご覧になる方はこちら
当院の人工膝関節置換術手術を受けられる患者さん
※ リハビリテーションによる疼痛改善、筋力・可動域改善、歩行能力改善の程度には個人差があります
※ 可能なスポーツはそれぞれの患者さんの状態によって異なります。医師・理学療法士のアドバイスに従ってください。
■上の図をPDFでご覧になる方はこちら
退院後の生活とリハビリテーション
- 退院したからといって、そこでリハビリは終わりではありません。退院後も入院中に覚えた自主トレーニングをしっかり継続すること、痛みがないからといってオーバーペースにならないことが重要です。医師や理学療法士のアドバイスをしっかり守って生活しましょう。
スタッフ紹介
リハビリは関節の機能を回復させるためには非常に大事です。
リハビリを怠れば、回復は悪くなり、リハビリを頑張れば、回復は良くなります。
やればやるほど成果が出る。
そのリハビリを一生懸命にサポートするのが、私たち理学療法士です。