快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第62回
62回目のブログ投稿です!
はがきの送料が気が付いたら62円になっています。
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節、人工膝関節の術後感染です。
人工股関節置換術や人工膝関節置換術の術後合併症として、
感染症があります。
人工関節の合併症には色々ありますが、
最も起きてほしくない合併症が感染症です。
一般的には発症率は1%前後と言われており、
人工股関節に比べると、
人工膝関節のほうがやや感染率が高いと言われています。
人工関節にひとたび感染症が起きると
抗生物質の飲み薬や点滴だけでは治癒は困難と言われています。
そのため、感染症が発症した場合には、ほとんどの場合手術が必要になります。
手術によって、人工関節の周囲を充分に洗浄する必要があります。
洗浄処置で感染が治らない場合には、
一度人工関節を抜去して、
抗菌薬を含んだ骨セメントを留置し、
感染症がしっかり鎮静化してから人工関節を入れ直す必要があります。
手術してから、
時間がだいぶ経ってからの人工関節の感染症の場合は
人工関節を抜去することが多くなります。
感染症の治療には長期間かかる場合があり、
入院も長期になるため、
精神的にも大変辛くなります。
とにかく
忍耐強く治療していくしかありません!
「もうなにもしたくない・・・」
あと10cmくらい身長が欲しかった
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
世田谷人工関節・脊椎クリニック
整形外科・放射線診断科
股関節・膝関節・骨粗鬆症・脊椎
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