快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第44回
44回目のブログ投稿です!
アメリカ合衆国の第44代大統領はバラク・オバマ!
ノッチではありません。
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術とVRとARです。
VRってなに?
VRとは
Virtual Realityの略でバーチャルリアリティ:仮想現実という意味です。
コンピュータ上に人工的な環境を作り出して、
あたかもそこにいるかの様な感覚を体験できる技術
のことをVRといいます。
Playstation VRがあるようにゲームの世界で最近流行っています。
ARってなに?
Augmented Reality:拡張現実という意味です。
現実空間に付加情報を表示させ、現実世界を拡張する技術
のことをARといいます。
あの有名なポケモンGOでは、ARが搭載されています。
今までは、
人工股関節置換術や人工膝関節置換術を行う際には
今まで2次元の画面に3Dの股関節や膝関節を表示させて
画面の中で股関節や膝関節をクルクルと回しながら、
頭の中で術前のシミュレーションを行っていました。
このVRの技術では、
画面の中で骨盤や大腿骨が3Dとして浮かび上がっているため、
実際にそこに骨がある状態を想定して術前シミュレーションが行うことが出来ます。
↑VRを使っての人工股関節置換術の術前シミュレーションしている様子
あらゆる方向から骨の状態を把握することが出来るため
実際に単なる画面を見ているより
はるかに実際の手術に近いシミュレーションが行うことが出来ます。
↑ARを利用しての人工股関節置換術の術前シミュレーション
ARの場合は、
現実空間が主体になるため、
この写真には映っていませんが、
実際には現実空間に股関節の骨がレンズ越しに見えています。
今後この最新技術をさらに利用することによって
術前シミュレーションだけでなく、
他の医師に対する手術方法のレクチャーや
患者さんに手術の説明を行えればと思っています。
ディズニーランドではついつい隠れミッキーを探してしまう
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
世田谷人工関節・脊椎クリニック
整形外科・放射線診断科
股関節・膝関節・骨粗鬆症・脊椎
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