Good Joint Life!
~人工関節とリハビリテーションのブログ~
第81回 「膝のいたみ」
おはようございます。リハビリテーション部の生井です。
最近少しブログをさぼり気味でしたので、また気を取り直して今週から頑張っていきたいと思います。
今回のお題は、「膝のいたみ」です。
膝の痛みが生じる代表的な疾患としては変形性膝関節症があります。
「変形性膝関節症とは、関節軟骨の変性を基盤とした非炎症性の疾患である」(標準整形外科学第11版より)。
膝関節はふとももの「大腿骨」、すねの「脛骨」、お皿の「膝蓋骨」の3つの骨から成り立っています。
その骨と骨との間に「軟骨」があり、その軟骨が変性することにより関節の変形が生じてきます。
痛みの原因としては、「膝の軟骨がすり減っている」、「骨と骨とがぶつかっている」等の訴えを患者さんからよく聞きます。
もちろんそういったこともあるとは思いますが、それ以外にも痛みの原因があるかもしれません。
関節には骨、軟骨の他にも「筋肉」があり、その筋肉が硬くなる、伸び縮みしにくくなることでも痛みが生じる場合があります。
また、膝ふとももの大腿四頭筋の筋力が弱くなると膝に力が入りにくくなり、痛みが増悪することもあります。
そのような痛みには運動療法を含めた「リハビリテーション」が効果的な場合がありますので、担当医とご相談されると良いと思います。
最近運動をして体重が減ったら、膝の痛みが減ってきた生井でした。