快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第32回
32回目のブログ投稿です!
マジック・ジョンソンの背番号は32でした。
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術後の合併症です。
どんな手術には必ず合併症というものが存在します。
反対に言うと、
合併症が存在しない手術はありません。
どのような手術にも合併症はあります。
もちろん人工股関節置換術においても合併症が存在します。
人工股関節置換術における主な合併症としては
・出血
・感染症
・人工股関節の脱臼
・人工関節のゆるみ、摩耗
・深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症
・脚の長さの差
・神経障害
・股関節痛、大腿部痛の残存
などがあります。
今回は、
出血について触れてみようと思います。
人工股関節置換術では、
骨を切ったり、削ったりします。
血液というのは骨髄内で作られているため、
骨を切ると、骨から出血するのです。
筋肉も切ると勿論出血します。
手術において、
出血をいかに少なくするかというのは、
非常に大事になります。
出血が少なければ、身体に対してのダメージも少なくなります。
筋肉や腱を切る手術方法と
筋肉や腱を切らない手術方法では
出血量に差が出ます。
また、手術時間も長くなれば出血量が増えます。
私はなるべく出血量を抑えるために
筋肉や腱を切らずに行う筋間アプローチによる最小侵襲手術を行っています。
手術時間もなるべく短くなるように心がけています。
出血は少ないに越したことありませんから!
裸足で生活するのが好きな
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
世田谷人工関節・脊椎クリニック
整形外科・放射線診断科
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