Good Joint Life!
~人工関節とリハビリテーションのブログ~
第75回 運動の種類 ①
おはようございます。リハビリテーション部の生井です。
今回は患者様からこんな質問を頂きましたのでご紹介したいと思います。
よく、「運動」という言葉をリハビリの方や整形外科の先生からお聴きしますが、一般の者と認識が違うように思います。
ズバリ、運動とは何をする事ですか?
家事や日常生活が運動になるから、あらためて運動は必要ありません。これは、ある有名な整形外科の人工股関節の手術を受けた患者が退院時に聞く言葉です。
私は膝を痛めていますが、仕事で毎日、通勤で徒歩30分以上、仕事中に歩く距離の合計が5キロ以上。それでも運動が足りないと言われていました。
出来たら、Blogの中で教えて頂ければ幸いです。
いつもブログを読んで頂きありがとうございます。ご質問頂きありがとうございます。
私のブログでも「運動」「運動」としきりに言ってますので、「運動」の大切さが分かって頂いているようで大変嬉しく思います。
たしかに運動といっても色々な運動があります。
当院に来院される方は変化性膝関節症、変形性股関節症の方が多いので、その方々に行ってほしい運動について説明したいと思います。
お勧めはズバリ、
① ストレッチ
② 筋力トレーニング
③ 有酸素運動
です!
これ以外にバランストレーニングや協調性運動等もありますが、それらをご自身だけで行うには難しいかもしれません。理学療法士などの専門家に指導してもらう事をお勧めします。
では説明していきます。
① ストレッチ
変形性関節症では、関節の炎症により痛みが生じます。その炎症や痛みにより関節周りの筋肉が硬くなり、それが新たな痛みの原因になる事があります。
その筋肉の痛みを和らげるために効果的なのがストレッチです。
股関節、膝関節周りの筋肉を30秒間、筋肉が伸びてるなぁと感じる程度の強さで伸ばして行きます。
30秒間 3セット行い、ストレッチを行なったあとに痛みが軽くなっている、動きやすくなっていれば継続して大丈夫です。
逆に痛みが強くなったのであれば方法が間違っている可能性もあります。無理して継続するのはやめましょう。
少し長くなりましたので、これ以降は次週のブログで触れたいと思います。