みなさんこんにちは。世田谷人工関節・脊椎クリニック リハビリテーション部の生井です。
今回は脊椎部門のご紹介と手術後のリハビリテーションについてです。
当院で手術をする患者様は首(頚椎)、背中(胸椎)、腰(腰椎)の骨、椎間板、神経に問題が起こり、患部・手足の痛み、しびれ、筋力低下等の症状を生じています。
疾患としては、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、側弯症、脊椎圧迫骨折等の患者様が多いです。
手術後はほとんどの患者様が手術の翌日からリハビリテーションを開始します。
脊椎の手術の後は、ほとんどの患者さんが「装具」というものが必要になってきます。
まず装具の着脱方法を理学療法士、看護師と一緒に行い、徐々に自分でつけられるようにしていきます。
次に手術前の症状(痛み、しびれ、筋力など)の確認、起きる・立つ・歩くといった動作を理学療法士、看護師とともに行っていきます。
手術後寝ている状態が長く続くと、「深部静脈血栓症」という合併症をお越しやすくなります。その予防の為に手術後はなるべく早く立つ、歩く事が重要です。
手術後の痛みが落ち着いてきたらリハビリテーション室でストレッチ、筋力トレーニングを行い、動作が楽に行えるようにしていきます。
また首・腰に負担のかからない動き方を理学療法士が指導し、日常生活でも楽に動けるように練習していきます。
リハビリテーションを実施する時間や日数は、手術方法や患者様の症状・体の機能(痛み・筋力など)によって異なります。
まずは日常生活がしっかり行えるように入院中のリハビリテーションをすすめていきます。