Good Joint Life!
–人工関節とリハビリテーションのブログ–
第47回 「筋力トレーニングとストレッチの違い」
皆様こんにちは。
世田谷人工関節・脊椎クリニック、リハビリテーション部の小山です。
皆様は筋力トレーニングとストレッチの違いをご存知でしょうか?
患者様とお話ししていると、時折勘違いされている方をお見受けします。
まず筋力トレーニングとは、ご存知の通り筋肉に負荷をかけて鍛えることを言います。
関節を安定させ、姿勢を保持したり、動作のパフォーマンスを良くする事が目的となります。
ストレッチは筋肉を伸ばす事を言いますが、柔軟をすることで関節の可動域を広げたり、最近ではリラクゼーションの効果があると明らかになっています(厚生労働省e-ヘルスネットより)。
リハビリをするにあたって筋力トレーニングの方が重要と考える方が多いですが、どちらも必要不可欠です!
何故なら、ストレッチが不十分で筋肉や関節が硬い状態のままトレーニングを行うと、痛みや怪我を引き起こす恐れがあります。
逆に、筋力が不十分でストレッチのみでは、姿勢が崩れ、かばった歩き方をしてしまった結果痛みを引き起こす、もしくは転倒してしまうなどといった恐れがあります。
皆様もお気づきの通り、どちらも同じくらい重要で優劣つける事はできません!
二つの違いを知った上で、筋力トレーニングとストレッチのバランスが大切ということを覚えていただけたらと思います。
最後にもう一点、声を大にしてお伝えしたい事があります。
「継続は力なり」ということわざがある通り、筋力トレーニングもストレッチも1回で効果が出るものではありません。
毎日5分でもコツコツと続けていただくことが大切です。
寝る前にヨガを続けていたら身体の調子が良い小山でした。
読んでくださってありがとうございました(^ ^)