Good Joint Life!
–人工関節とリハビリテーションのブログ–
第43回 患者さんの質問②(胡座について)
皆様こんばんは、世田谷人工関節・脊椎クリニック、リハビリテーション部 理学療法士の露木です。
今回は、患者様からよく聞かれる質問シリーズ 第二弾としまして、「人工股関節置換術後の胡座姿勢」について書きたいと思います。
患者様からよく受ける質問の一つに、
『私、胡座をかいても良いの…??』
というものがあります。
結論から申し上げますと、人工股関節置換術後の患者様は、胡座姿勢をとることが問題なく出来ます!
むしろリハビリテーションにおける重要な目標の一つとなります!!
人工股関節手術前の患者様が、手術前に困難な日常生活動作に、靴下の着脱動作や足の爪切りがあります。
手術後にこれらの動作を行いやすくするするために、胡座の姿勢を取れる様にします。
しかし!
手術前の影響で股関節が非常に硬くなっていることが多く、手術後にすぐに胡座姿勢をとれるかと言いますと、難しいこともあります。
ですので、実際にはストレッチや筋力トレーニングを行い、徐々に姿勢をとれるようにしていきます。
胡座姿勢を獲得するために必要に期間に関しましては、個々人で差があります。
ですが、担当のセラピストが一緒に相談しながら、無理なく徐々に姿勢をとれるようにリハビリテーションを実施していきますので安心してください。
手術後に安全に、そして楽に靴下の着脱動作や足の爪切りを行なっていただくために、リハビリテーションにてしっかり胡座をかけるように頑張りましょう!!
椅子に座っていても胡座をかいてしまうことが多い、露木でした。