快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第16回
16回目のブログ投稿です!
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術後のリハビリについてです。
私が行っている人工股関節置換術は
筋肉、腱を切らずに行う人工股関節置換術です。
具体的には、
仰臥位(あおむけ)で行う
仰臥位前外側進入法:Anterolateral Supine Approach (ALS) がほとんどです。
患者さんの骨の変形度合いや体格によっては
仰臥位前方進入方:Direct Anterior Approach(DAA)を行う場合もあります。
では、本題です。
人工股関節置換術の手術後のリハビリテーションはいつから始めるか?
一般的なリハビリプランは、
手術後翌日、または2日後くらいから歩行練習が始まります。
しかし、
私のリハビリプランは
当日の術後3時間後から始めます!
術後3~4時間で本当に動けるの?と疑問に思われると思います。
実際には、
体調さえ問題なければ
ほとんどの患者さんが立つことや歩行が出来ます。
両側同時人工股関節置換術後の患者さんでも歩行可能です。
早期に離床(ベッドから離れる)することによって、
血栓症の予防にもなります。
早期離床は手術の侵襲やダメージが少なくないと出来ません。
逆に言うと、手術が低侵襲だから早期離床が可能になります。
私は常に手術をなるべく低侵襲で行えるように心がけています。
お寿司にはほとんど醤油をつけない派の
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
世田谷人工関節・脊椎クリニック
整形外科・放射線診断科
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