快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第10回
10回目のブログ投稿です!
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
両側同時人工股関節全置換術についての続きです。
両側同時人工股関節全置換術を行うにあたり
仰臥位(あおむけ)で手術をするか
側臥位(よこむき)で手術をするかで
実は大きな差があります。
私が行っている仰臥位の場合は、
片脚の人工股関節置換術が終わっても
体位変換(体勢を変える)が必要ないため、
もう一方の股関節をすぐに手術を始めることができます。
手術と手術の間のロスタイムが短くすみます。
反対に側臥位で両側同時人工股関節全置換術を行う時には
片脚の人工股関節置換術が終わると
体位変換(体勢を変える)の必要があります。
体にかけてある清潔な布を一度全部はがして、
体の向きを反対に変えて、
再度消毒を行い、清潔な布をかける必要があります。
簡単にいうと手術の間のロスタイムが長いのです。
そのため、側臥位で両側同時人工股関節置換術を行う場合のほうが
手術時間は長くなります。
もちろんその間も麻酔はかかっていますので
麻酔している時間も長くなります。
私は、
このような理由から
両側同時人工股関節置換術を行うのであれば
仰臥位で行うのがベストだと思っています。
たまにカレーライスが無性に食べたくなる
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
世田谷人工関節・脊椎クリニック
整形外科・放射線診断科
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