快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第144回
144回目のブログ投稿です!
12×12=144
冬は寒くて嫌ですね。
なぜなら厚着するのが面倒なんです(笑)
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回のテーマは
人工膝関節置換術と神経障害です。
人工膝関節置換術後の神経障害として
腓骨神経麻痺という神経麻痺があります。
この腓骨神経麻痺が起きると
・足首や足の指が自力で上にあげられない(足関節が背屈できない)
・下垂足(drop foot)になる
・下腿の外側にしびれがでたり、感覚が鈍くなる
などの症状が出ます。
人工膝関節置換術後に腓骨神経麻痺が起きる頻度は1%程度と言われていて
腓骨神経麻痺が起きる原因としては、
・手術中の侵襲による神経の損傷
・外反アライメント(外反膝、X脚)の矯正による神経の伸張
・術後の固定や、股関節外旋位による腓骨頭部(膝外側)の外部からの圧迫
・腓腹筋外側頭内に認められる種子骨による圧迫
などが挙げられます。
実際には
腓骨頭部(膝外側)の外部からの圧迫により生じるもの
が一番頻度が多いです。
それは特に手術後は麻酔が効いているため
脚が思うように動かないため
神経が圧迫されていても気づきにくいためです。
腓骨神経麻痺は30分でも物理的な腓骨頭の圧迫があれば
起きる可能性があります。
この腓骨神経麻痺が起きると
リハビリに影響が出るため、十分に注意していきます。
神経麻痺には気を付けましょう!!
ここでお知らせです。
今年初のセミナーを開催します。
2月9日(土)14:00より、当院にて股関節・膝関節セミナーを開催致します。
興味がある方は参加していただければと思います。
お待ちしております!
一時期、左手の中指がしびれてた
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
世田谷人工関節・脊椎クリニック
整形外科・放射線診断科
股関節・膝関節・骨粗鬆症・脊椎
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