快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第129回
129回目のブログ投稿です!
11月15日は、かまぼこの日ですよ!
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回のテーマは、
変形性膝関節症の病期とPRP注射です。
変形性膝関節症の病期分類については
https://www.setagaya-joint.clinic/blog/変形性膝関節症の病期分類/
で触れましたがおさらいです。
変形性膝関節症の分類では5段階で分類されています。
左から
Grade 0 :正常
GradeⅠ:関節裂隙狭小のないわずかの骨棘形成 , または軟骨下骨硬化
GradeⅡ:関節裂隙狭小(25% 以下)あるも骨変化なし
GradeⅢ:関節狭小(50%~75%)と骨棘形成 , 骨硬化像
GradeⅣ:骨変化が著しく,関節裂隙狭小(75% 以上)を伴う
と分類されています。
以前のブログで
PRP注射について書いていますが
https://www.setagaya-joint.clinic/blog/%E5%A4%89%E5%BD%A2%E6%80%A7%E8%86%9D%E9%96%A2%E7%AF%80%E7%97%87%E3%81%A8prp-fd%E6%B3%A8%E5%B0%84/
今回の本題である
変形性膝関節症に対しての再生医療であるPRP注射ですが
どれくらいの膝のレベルまで効果が期待できるのでしょうか?
これはあくまでも私の印象になりますが
GradeⅢまではある程度効果が期待できると思います。
しかし、
GradeⅣになると関節軟骨が消失しており、
変形が重度であるため効果が薄いかもしれません。
GradeⅣの場合は人工膝関節全置換術を受けるのがいいでしょう。
もちろん人工膝関節全置換術をどうしても受けたくない場合は
一度PRP注射を試してみてもいいかもしれません。
最近はテレビで再生医療について特集されることが増えたせいか
外来の患者さんでPRP注射を希望される人が増えています。
興味がある方は試してみてはどうでしょう?
「膝が痛いって辛いなぁ・・・」
新幹線で寝過ごしたことがある
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
世田谷人工関節・脊椎クリニック
整形外科・放射線診断科
股関節・膝関節・骨粗鬆症・脊椎
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