快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第108回
108回目のブログ投稿です!
冷やし中華の具は少なめが好きな
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術と麻酔方法です。
人工股関節置換術を行う際には必ず麻酔をします。
麻酔無しで手術をやることはないですね(笑)
どのような麻酔をするかというと
全身麻酔は基本的には行います。
全身麻酔に加えて行う場合があるのが
硬膜外麻酔です。
硬膜外麻酔というのは、
硬膜外腔に細いカテーテルを挿入することによって、
局所麻酔薬やオピオイドを持続投与する方法です。
脊髄やその周囲の神経に局所麻酔薬やオピオイドが浸透することで、
脊髄神経の分節に応じた鎮痛効果が得られます。
簡単に言うと硬膜外麻酔があると
術後の痛みが緩和されます。
ただし、
・血液をサラサラにする薬を飲んでいる
・肥満が高度、
・脊椎の変形が強い、脊椎の手術後、脊柱管狭窄症がある
場合などでは硬膜外麻酔が出来ない場合があります。
人工股関節置換術の麻酔の場合
以前はどの患者さんにも硬膜外麻酔を行っていました。
しかし最近では、
昔に比べてかなり低侵襲な手術になってきているため、
硬膜外麻酔を使用しなくても
点滴からの痛み止めの薬だけで
十分術後の痛みがコントロールできるようになってきました。
そのため、
最近では人工股関節置換術の場合には
基本硬膜外麻酔をしていません。
あくまでも私の手術の場合ですが(笑)
他の病院では硬膜外麻酔を行っていることがまだ多いかと思います。
「背中の麻酔をやるのが辛かった・・・」
という患者さんはそこそこいらっしゃるので
やらずに済むのであれば無いほうがいいですよね。
手術は少しでも苦痛がなく受けられるのが理想!
と思いますから。
特茶を飲むとやたら頻尿になる
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
世田谷人工関節・脊椎クリニック
整形外科・放射線診断科
股関節・膝関節・骨粗鬆症・脊椎
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