快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第35回
35回目のブログ投稿です!
35億!
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術と喫煙についてです。
喫煙は体に対して百害あって一利なしと言いますが、
人工股関節置換術との関連はどうなのでしょうか?
ひとつの論文を取り上げます。
Smoking and risk of prosthesis-related complications after total hip arthroplasty: a meta-analysis of cohort studies.
Teng S, et al. PLoS One. 2015;10:e0125294. eCollection 2015.
この論文では、
喫煙は
人工股関節置換術後の
無菌性のゆるみ、深部感染症および再置換術のリスク増加
と関連していることを報告しています。
研究グループの結果では、
・喫煙歴のない患者と比較して、
喫煙者では無菌性のゆるみ、深部感染症およびあらゆる原因による再置換術のリスクが
有意に増加することが認められた。
・脱臼のリスク、在院期間については、有意差はみられなかった。
と報告しています。
やはり
喫煙は人工股関節置換術においても百害あって一利なし
ということですね。
ずっと昔からたばこは吸わない主義の
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
世田谷人工関節・脊椎クリニック
整形外科・放射線診断科
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