快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第307回
307回目のブログ投稿です!
2月15日です!
YouTubeが設立された日みたいですね!
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回のテーマは
人工股関節置換術で皮膚を切る長さです。
昔のブログで皮膚を切開する長さについて触れたことがありますが
久しぶりにまた触れてみたいと思います。
人工股関節置換術を行う際には、
もちろん皮膚を切開しないと人工関節を入れることができません(笑)
人工股関節置換術が日本で始まった当初は、
皮膚を20~30センチ切る時代もあったようですが、
その後は、少し短くなり15~20センチくらいになったようです。
そして徐々に手術をより低侵襲で行うために
皮膚の切開をさらに短くするMISの手術が行われるようになりました。
通常10cm以下の切開で行う人工股関節置換術を
MISでの人工股関節置換術と呼ばれるようになりました。
具体的に私が手術する際の実際の皮膚の切開の長さは、
皮膚の切開の長さは平均的な女性の体形であれば8cm
身長が低かったり、痩せ型の患者さんであれば6~7cm
身長が高い、肥満体形、男性の患者さんの場合は9~10cm
くらいになることが多いです。
前外側進入法(ALS)は黒で明示。前方進入法(DAA)は赤で明示
ちなみに今まで初回の人工股関節置換術での最も長い切開は
約13cm(体重約120kg)だったと思います。
私の記憶によると、
確か皮膚から骨までの距離が約9~10cm程度だったと思います。
手術が非常に大変でした・・・(涙)
結論として
皮下脂肪が厚ければ厚いほど、切開は長くなってしまいます・・・。
皮下脂肪が薄いほど手術はしやすいですね(笑)
ただし、
私自身は皮膚の切開の長さにこだわっていません。
皮膚の切開の長さよりも
・人工股関節をいかに正確に設置すること
・筋肉や腱などの軟部組織を可能な限り温存すること
が最も大事だと考えていますので。
世田谷からは以上で~~~すっ!
たまにイチゴが食べたくなる
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
当院では私と一緒に働いてみたい熱い気持ちをもった
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世田谷人工関節・脊椎クリニック
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