快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第19回
19回目のブログ投稿です!
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回は、
骨粗鬆症の治療について書きたいと思います。
おさらいになりますが、
骨粗鬆症というのは
「骨強度の低下を特徴とし、骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患」
と定義されています。
簡単にいうと
骨折を起こしやすい状態ということです。
70歳以上で頻度が高くなる大腿骨近位部骨折は
移動能力や生活機能が低下するだけでなく、
死亡率が上昇します。
大腿骨近位部骨折患者の10%が骨折後1年以内に死亡するというデータがあります。
それでは、骨粗鬆症はどうしたらいいのか?
骨粗鬆症の治療は、
基本的にはお薬を使わないといけません。
「食事でたくさんカルシウムを摂取すればいいですか?」
駄目です!
食事でカルシウムをたくさん摂取しても骨密度はあがりません!
大量に牛乳を飲んでも、必要以上に摂取したカルシウムは
体の外に排出されてしまいます。
もちろん規則正しい食事は大切です。
ただし、骨密度を上げるには薬剤が必要です。
お薬、または注射をすることによって骨密度が上がるのです。
どんなお薬を使ったほうがいいかは、
年齢や骨密度によって変わってきます。
飲み薬のなかには、
1日1回、週に1回、月に1回、飲むタイプなど色々種類があります。
注射薬も
毎日打つ注射、週1回の注射、6ヶ月に1回の注射、1年に1回の点滴・・・
など様々なお薬があります。
骨粗鬆症が気になる方は
一度当院で相談してみてください。
メガネの汚れには敏感な
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
世田谷人工関節・脊椎クリニック
整形外科・放射線診断科
京王線千歳烏山駅から徒歩7分
〒157-0062 東京都世田谷区南烏山6-36-6 1F