快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第15回
15回目のブログ投稿です!
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工膝関節置換術の手術方法についてです。
人工股関節置換術の場合は
手術方法に前方、前外側、側方、後方などのアプローチがあります。
一方で
人工膝関節置換術の場合は基本は前方になります。
後方からアプローチして人工膝関節を挿入することはまずありません!
皮膚切開の位置は通常はやや内側になりますが、
外反膝(X脚)の場合は外側から皮膚を切開する場合もあります。
膝関節内にアプローチするための方法が数種類あります。
どこの筋肉をどのように切って
膝の関節内にアプローチをするかです。
もちろんなるべく筋肉を切らずに手術を行ったほうが
術後の回復が早くなります。
ただし、筋肉の温存にこだわりすぎて、
人工関節の設置がおろそかになってしまっては本末転倒になります。
人工膝関節の手術では一時期MIS(最小侵襲手術)が流行りましたが、
温存にこだわりすぎて、
人工膝関節の設置が悪くなるなどの欠点が出たこともあり、
人工膝関節の世界においては、MISのブームは去っています。
もちろんMISの手術方法自体は
メリットも色々ある手術方法ですので、
臨機応変に手術方法を適用するのがベストだと考えます。
私は、なるべく筋肉を温存を心がけていますが、
人工膝関節の設置を最重要視して、手術をするようにしています。
ラーメンはなんだかんだで豚骨か鶏白湯が好きな
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
世田谷人工関節・脊椎クリニック
整形外科・放射線診断科
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