快適歩行
人工関節・脊椎ブログ 第278回
278回目のブログ投稿です!
2020年8月3日です!
はさみの日です!
手術では必ずハサミを使う
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術の体位2です。
久しぶりに人工股関節置換術を行う時の姿勢、体位の話です。
約2年11か月ぶりです。
人工股関節置換術(THA)のMIS(Minimally Invasive Surgery)の
手術方法には主に3種類あり、
・仰臥位前方進入法(DAA:Direct Anterior Approach)
・仰臥位前外側進入法(ALS:Antero-Lateral Supine Approach)
・側臥位前外側進入法(OCM)
この3つの手術方法が
筋肉、腱を切らずに行う真のMISと言います。
それでは
人工股関節置換術を行う体勢、体位について話を進めていきます。
人工股関節置換術を行う時には
仰臥位(あおむけ)または側臥位(よこむき)のどちらかの姿勢で行います。
仰臥位(あおむけ)で手術を行うDAAとALS
側臥位(よこむき)で手術を行うOCM
ちなみに、後方アプローチも側臥位で行います。
人工股関節置換術を行うにあたり、
この手術の体位(体の向き)は非常に大事な要素になります。
以前は側臥位で股関節の手術を行うことが一般的でした。
側臥位で手術を行う場合、
骨盤固定器というもので骨盤を固定して手術を行うのですが、
どうしても手術中に骨盤が前後にぶれます。
そのため、人工股関節のインプラントの一つである
カップの設置の精度が仰臥位に比べて落ちる傾向にあります。
仰臥位で手術を行う場合、
カップを設置する際に
骨盤が安定しているため正確にカップを設置しやすくなります。
人工股関節置換術では
人工股関節の術後の脱臼リスクを減らすために
カップの設置角度が非常に重要な要素であるため、
私は仰臥位で人工股関節置換術を行うようにしています。
やはり人工股関節の手術において
いかにインプラントを正確に設置するかが大事ですから。
現場からは以上です!!
(ブルボンからお借りしました)
たまに食べたくなるチーズおかき!
安定の味ですね。
なにかとチーズが好きな
世田谷人工関節・脊椎クリニックの院長の塗山正宏でした。
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